
「気づいたら終わってた」は本当?歯科治療が怖い方でも眠ったように受けられる麻酔【静脈内鎮静法】を解説
Column
コラム
こんにちは、デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科の院長の坂本果歩です🌿
「歯医者が怖い」
「治療中の音や振動が苦手」
「嘔吐反射が強くてつらい」
「インプラントや親知らず抜歯が不安」
そんな理由で、歯科治療から足が遠のいてしまっている方は少なくありません。
そこで近年、注目されているのが“静脈鎮静法(じょうみゃくちんせいほう)”です。
「眠ったみたいに治療が終わった」
「気づいたら終わっていた」
そんな声も多い静脈鎮静ですが、実際にはどんな治療なのか、不安に思う方も多いはず。
今回は、歯科で行う静脈鎮静について、そして“無痛治療”を支える歯科麻酔科医の存在についても、わかりやすくお話ししていきます🦷💉
静脈鎮静とは、腕の静脈から鎮静薬を点滴で入れ、リラックスした状態で歯科治療を受けられる方法です。
全身麻酔とは違い、“完全に意識がなくなる”わけではありません。
うとうと半分眠ったような状態になり、
といった特徴があります。
「歯医者が怖くて行けない」という方にとって、非常に大きな助けになる治療法です。
実は、日本には
「歯医者が苦手」
「痛みに弱い」
という理由で、歯科受診に強い不安を抱える方が非常に多いと言われています。
最近では、“怖くない治療”を専門とする歯科麻酔科医の存在も注目されています。
当院で歯科麻酔を担当しているのは、歯科麻酔科医の豊永達宣先生。
豊永先生は、『寝てる間に終わる 奇跡の無痛歯科』にも掲載されている先生で、“歯科治療への恐怖心を和らげる医療”について広く発信されています📚


「歯科治療が怖くて通えない」
そんな患者さんに寄り添う、歯科麻酔の重要性がこの本の中でも語られています。
患者さんから最も多い感想が、
「気づいたら終わってた!」です。
静脈鎮静中は、ぼんやりとうたた寝のような状態になります。
完全に眠っているわけではないため、途中で声をかけられれば返事ができることもあります。
ただし鎮静薬には“健忘作用”という特徴があり、治療中の記憶が残りにくくなることがあります。
そのため、
「途中のことをあまり覚えていない」
「体感では一瞬だった」
と感じる方が多いのです。
歯科治療に強い恐怖心がある方にとって、この“記憶がつらく残りにくい”という点は、とても大きなメリットです。
静脈鎮静は、特別な人だけのものではありません。実際には、以下のようなお悩みを持つ方に選ばれています。
「歯医者の音だけで動悸がする」
「麻酔が怖い」
「過去のトラウマがある」
そんな方でも、リラックスして治療を受けやすくなります。
型取りや器具で“オエッ”となってしまう方にも有効です。
インプラントや全顎治療など、長時間口を開ける治療でも負担を軽減できます。
「痛いのが本当に苦手」
という方にとっても、静脈鎮静は安心材料のひとつになります。
「眠るって怖くない?」
「ちゃんと目覚める?」
と不安になる方も多いですが、静脈鎮静では全身状態をしっかり管理しながら行います。
治療中は、
などをモニターで確認しながら進めていきます。
そして重要なのが、“誰が管理するか”。
歯科麻酔を専門とする歯科麻酔科医が管理することで、患者さんの状態を細かく確認しながら、安全性に配慮した治療を行うことができます。
静脈鎮静を受ける際には、いくつか注意点があります。
鎮静薬の影響が残ることがあるため、当日の運転はできません。
公共交通機関や付き添いでの来院をお願いしています。
治療内容によっては、事前に飲食制限が必要になることがあります。
高血圧や糖尿病などの持病、普段飲んでいるお薬については事前確認が必要です。
安全な治療のため、とても大切な情報になります。
歯科治療が苦手な方の中には、
「怒られそう」
「痛そう」
「怖い」
そんな不安を抱えながら、症状を我慢してしまっている方もいます。
ですが、歯の治療は“悪くなるほど大変になる”ことが多いです。
だからこそ、“安心して治療を受けられる方法”を知ることはとても大切。
静脈鎮静は、
「怖いから行けない」を「これなら治療できるかも」
に変えてくれる可能性があります。
歯科麻酔科医は、単に“眠らせる先生”ではありません。
患者さんの不安をやわらげ、
全身状態を管理し、
安全に治療を受けられる環境を整える。
それが、歯科麻酔科医の大切な役割です。
歯科医療は、“治療の技術”だけではなく、
“患者さんが安心して受けられること”も非常に重要です。
当院でも、歯科麻酔科医と連携しながら、患者さん一人ひとりに寄り添った治療を大切にしています。
静脈鎮静は、
といった、多くのメリットがある治療法です。
そしてその背景には、患者さんの安心と安全を支える歯科麻酔科医の存在があります。
「歯医者が本当に苦手」
「治療が怖くて放置してしまっている」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください☺️
“怖くない歯科治療”という選択肢が、あなたの歯科医院へのイメージを変えてくれるかもしれません。
この記事の監修者
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科
院長坂本 果歩
地元の大分県の大分県立大分上野ヶ丘高等学校卒業後、
愛知学院大学歯学部歯学科に進学、卒業しました。
その後、愛知学院大学附属病院での研修を経て、愛知県内の地域密着型の医院、都心型の医院で勤務することによりたくさんの治療のスキルを学びました。
歯周病治療に力をいれた、再治療の少ない治療を目指して口腔外科、インプラント、矯正などの幅広い診療も行っています。
学歴・経歴
2016年 愛知学院大学歯学部歯学科 卒業
2017年-2018年 愛知学院大学附属病院 勤務
2018年-2023年 愛知県内 歯科医院 勤務
2021年-2022年 藤田医科大学 口腔外科 研究生
2022年 名古屋市 歯科医院 分院長
2023年 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科開業
現在に至る
所属団体
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
愛知インプラントインスティチュート
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
愛知県歯科医師会