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Column
コラム
こんにちは。デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科の院長の坂本果歩です。
先日、東京で開催された築山鉄平先生のガミースマイル治療の講習会に参加してきました。
築山鉄平先生は、歯周形成外科・インプラント・審美治療分野で国内外から高い評価を受けている歯科医師で、アメリカ歯周病学会認定医、ヨーロッパインプラント学会認定医の資格を持つ、日本でも数少ないスペシャリストです。
特にガミースマイル治療においては、原因診断から外科処置、審美的な仕上がりに至るまで非常に高い技術を持たれており、全国の歯科医師が学びに訪れる著名な先生です。
今回の講習では、細かい技術指導だけでなく、実際のライブオペも行われ、とても学びの多い時間となりました。
普段の診療ではなかなか見ることのできない繊細なテクニックや、診断の考え方、患者様への説明方法など、臨床に直結する内容ばかりで、非常に刺激を受けました。
特に印象的だったのは、「単に歯ぐきを減らす」のではなく、“患者様それぞれの笑顔に調和した自然な美しさをつくる”という考え方です。
ガミースマイル治療は、ただ歯ぐきの見える量を減らせば良いというわけではありません。
歯の大きさ、唇の動き、顔貌とのバランス、笑った時の表情など、さまざまな要素を総合的に診断し、その方に合った治療方法を選択することが重要になります。
歯科医療は日々進歩しています。
患者様により良い治療を提供するためには、常に新しい知識や技術を学び続けることが大切だと改めて感じています。
さて、みなさんは「ガミースマイル」という言葉を聞いたことがありますか?
ガミースマイルとは、笑ったときに歯ぐきが大きく見える状態のことをいいます。
一般的には、笑った際に歯ぐきが3mm以上見える場合にガミースマイルとされることが多いです。
実は、日本人は骨格的な特徴もあり、欧米人と比較するとガミースマイルになりやすい傾向があるといわれています。
20〜30代では約10%前後、女性では10〜15%程度に見られるという報告もあります。
つまり、決して珍しい症状ではありません。
しかし、見た目の問題から、
といった悩みにつながることも多くあります。
実際にカウンセリングでも、
「昔から気になっていた」
「笑う時につい手で口元を隠してしまう」
「治療できるとは知らなかった」
という声をよく耳にします。
ガミースマイルは単に「歯ぐきが見える」というだけではありません。
その原因は患者様によって大きく異なります。
例えば、
など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、原因を正しく診断し、それぞれに合った治療方法を選択することが非常に重要です。
ガミースマイル治療にはいくつかの方法があります。
まず一つ目は「歯冠延長術」です。
歯冠延長術とは、歯ぐきの位置を整え、歯を長く見せる治療です。
歯が小さく見える方や、歯ぐきが歯に覆いかぶさっているタイプの方に適応となることが多い治療です。
本来見えていてよい歯の部分が歯ぐきに隠れている場合、歯ぐきのラインを整えることで、口元の印象が大きく変わります。
歯のバランスが整うことで、笑顔がより自然で美しく見えるようになります。
今回の講習会でも、この部分について非常に詳しく学ぶことができました。
また、セラミック治療や矯正治療と組み合わせることで、さらに審美性を高めることも可能です。
二つ目は「上唇粘膜切除術」です。
これは、笑った時に上唇が過剰に持ち上がってしまう方に対して行う治療です。
上唇の裏側の粘膜を調整することで、唇が必要以上に上がらないようにし、歯ぐきの露出を抑えます。
比較的シンプルな外科処置ではありますが、デザインや切除量の見極めが非常に重要です。
わずかな違いで仕上がりの印象が変わるため、術前診断と繊細な技術が求められます。
三つ目は「ボトックス治療」です。
ボトックスは、上唇を引き上げる筋肉の働きをやわらげることで、歯ぐきの見え方を改善する方法です。
特に、笑った時に上唇が大きく上がる「筋肉性」のガミースマイルに効果的とされています。
治療時間が短く、比較的手軽に受けられることが特徴です。
ただし、効果は永久的ではなく、数か月ごとの継続が必要になります。
また、すべてのガミースマイルにボトックスが適応になるわけではありません。
例えば、骨格的な原因が強い場合や、歯ぐきの形態が主な原因である場合には、ボトックスだけでは十分な改善が得られないこともあります。
そのため、
「どの治療が合っているのか」
を見極めることが非常に大切になります。
ガミースマイル治療で最も重要なのは、「原因診断」です。
同じように見えるガミースマイルでも、
によって、適切な治療法はまったく異なります。
場合によっては、複数の治療を組み合わせることで、より自然で美しい結果につながることもあります。
逆に、原因に合っていない治療を選択してしまうと、
「思ったほど改善しない」
「不自然な笑顔になる」
「後戻りしてしまう」
といったことにもつながりかねません。
だからこそ、しっかりと診査・診断を行い、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を立てることが重要なのです。
また、ガミースマイルは見た目だけの問題ではありません。
口元にコンプレックスがあることで、
など、心理面にも影響を与えることがあります。
実際に治療後、
「思い切り笑えるようになった」
「写真が嫌じゃなくなった」
「人前で自然に笑えるようになった」
というお声をいただくことも少なくありません。
笑顔は、その人の印象を大きく左右します。
自然な笑顔に自信が持てるようになることで、気持ちまで前向きになる方も多くいらっしゃいます。
もちろん、ガミースマイルは必ず治療しなければいけないものではありません。
個性として魅力的に感じる方もいますし、まったく気にならないという方もいます。
大切なのは、「自分自身がどう感じているか」です。
もし、
「笑うと歯ぐきが気になる」
「昔からコンプレックスだった」
「治療方法について知りたい」
という方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、患者様のお口の状態やご希望をしっかり確認した上で、適切な治療方法をご提案しています。
無理に治療をすすめることはありませんので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
今回の講習会で学んだ内容を、今後の診療にしっかり活かし、より良い治療を提供できるよう努めてまいります。
口元に自信を持ち、自然な笑顔で毎日を過ごしていただけるよう、これからも技術向上に励んでいきたいと思います。

この記事の監修者
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科
院長坂本 果歩
地元の大分県の大分県立大分上野ヶ丘高等学校卒業後、
愛知学院大学歯学部歯学科に進学、卒業しました。
その後、愛知学院大学附属病院での研修を経て、愛知県内の地域密着型の医院、都心型の医院で勤務することによりたくさんの治療のスキルを学びました。
歯周病治療に力をいれた、再治療の少ない治療を目指して口腔外科、インプラント、矯正などの幅広い診療も行っています。
学歴・経歴
2016年 愛知学院大学歯学部歯学科 卒業
2017年-2018年 愛知学院大学附属病院 勤務
2018年-2023年 愛知県内 歯科医院 勤務
2021年-2022年 藤田医科大学 口腔外科 研究生
2022年 名古屋市 歯科医院 分院長
2023年 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科開業
現在に至る
所属団体
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
愛知インプラントインスティチュート
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
愛知県歯科医師会