
インビザライン矯正をスムーズに進めて歯をちゃんと動かす為の重要ポイント7箇条 ~矯正期間を長引かせない為のコツ~
Column
コラム
こんにちは。
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科の歯科衛生士の國竹です。
今回はマウスピース矯正中に気をつけたいことをお話ししていきます。
マウスピース矯正は患者さんとの二人三脚で進めていく必要があり、注意事項を守らないと矯正期間がどんどん長引く原因になります。マウスピース矯正の中でも今回は当院でも扱っているインビザラインについてお話ししていきます✨
インビザラインは、3Dシミュレーション(クリンチェック)に基づき、段階的に歯を移動させるマウスピース型矯正装置です。ワイヤー矯正とは異なり、患者さま自身が装着・管理を行う治療であるため、日々の使い方が治療結果に大きく影響します。
治療計画通りに歯を動かすためには、「正しい装着時間」「口腔衛生管理」「交換スケジュールの遵守」が不可欠です。今回は、特に重要なポイントを解説します。
インビザラインは、1枚のアライナーで約0.25mm〜0.3mmずつ歯を移動させる設計になっています。装着時間が不足すると、
といった問題が生じます。
「短時間なら問題ない」と思われがちですが装着時間が守れていなければ数週間後に影響として現れます。治療の精度を維持するためにも、装着時間は必ず守りましょう。
アライナーはポリウレタン系素材でできており、熱や着色、糖分に弱い性質があります。
装着したまま飲食をすると
につながります。
特に糖分を含む飲料を摂取した場合、アライナー内部は“糖が密閉された環境”となり、虫歯のリスクが通常より高くなります。
再装着前には必ず歯磨きを行うことが理想です。外出先などで難しい場合は、最低限うがいをしてから装着しましょう。
インビザライン治療では、「アタッチメント(プラスチックの樹脂製の突起)」を歯面につけます。これは歯に回転力や挺出力などを効率よく加えるために重要な役割を果たします。
しかし、アタッチメント周囲は磨き残しが停滞しやすく清掃不良が続くと、
のリスクが高まります。
毛先が届きにくい部位はタフトブラシの使用が有効です。フロスや歯間ブラシも使用してお手入れする必要があります。
アライナーは通常7〜14日間隔で交換します。これは歯周組織が適応するために必要な期間を考慮した設計です。
早く進めたいという理由で交換日を短縮すると、
が生じる可能性があります。
一方で、長期間同じアライナーを使用すると、移動が完了した歯に無駄な力がかかり続けることになります。
適切なタイミングでの交換が、スムーズな歯の移動と痛みの軽減につながります。浮きや違和感がある場合は自己判断せず、必ずご相談ください。
アライナーと歯の間に隙間が生じる状態を「トラッキング不良」といいます。これは装着時間不足や咬合干渉などが原因で起こることがあります。
初期の軽度な浮きであれば、チューイーの使用で改善することもありますが、放置すると計画とのズレが発生し、最終的に追加アライナーが必要になる場合もあります。
治療の精度を保つためには、定期的なチェックと早期対応が重要です。
インビザラインのチューイーとはアライナーを歯にしっかりとフィットさせ、治療の精度と効果を高める柔軟性のあるシリコン製の補助アイテムのことを言います。
新しいマウスピースへの交換時や装着時に前歯から奥歯まで満遍なく全体を数分(10〜20分程度)噛んで密着させます。
チューイーをしっかり使用することでアライナーが浮いて歯が計画通りに動かないリスクを軽減できます。
マウスピース型矯正はご自身で着脱を行なっていただきますが、正しい着脱の方法があります。
誤った方法で着脱をしてしまうと、マウスピースが破損したり、アタッチメントが取れてしまう可能性があります。
正しい手順に沿って、丁寧に装着・取り外しを行いましょう。
インビザライン治療は“自己管理型矯正”です
インビザラインは審美性に優れ、快適性の高い矯正ですが成功の鍵は患者さまの協力度にあります。
これらを守ることで、計画通りの歯の移動が実現します。
当院では、治療開始後も経過観察を丁寧に行い、必要に応じて調整を行っています✨
また「矯正を始めたい!」「話だけでも聞いてみたい」と言った方もお気軽にご相談ください☺️
この記事の監修者
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科
院長坂本 果歩
地元の大分県の大分県立大分上野ヶ丘高等学校卒業後、
愛知学院大学歯学部歯学科に進学、卒業しました。
その後、愛知学院大学附属病院での研修を経て、愛知県内の地域密着型の医院、都心型の医院で勤務することによりたくさんの治療のスキルを学びました。
歯周病治療に力をいれた、再治療の少ない治療を目指して口腔外科、インプラント、矯正などの幅広い診療も行っています。
学歴・経歴
2016年 愛知学院大学歯学部歯学科 卒業
2017年-2018年 愛知学院大学附属病院 勤務
2018年-2023年 愛知県内 歯科医院 勤務
2021年-2022年 藤田医科大学 口腔外科 研究生
2022年 名古屋市 歯科医院 分院長
2023年 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科開業
現在に至る
所属団体
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
愛知インプラントインスティチュート
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
愛知県歯科医師会