
詰め物・被せ物治療の成功のカギは歯周病治療にあり!デュランタデンタルクリニックが大切にする虫歯治療の流れを解説
Column
コラムみなさん、あけましておめでとうございます🎍
年末年始はいかがお過ごしでしたか?
わたしは地元の九州の方に帰省して、思う存分のんびり過ごしました✨
今年は色々なことにチャレンジして、健康第一で過ごせるようにしたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします♡
さて、今回のコラムはデュランタデンタルクリニックの虫歯治療での詰め物・被せ物が入るまでの流れについてお話ししていきたいと思います。
虫歯治療においての詰め物とは比較的小さい虫歯や歯の損傷を修復させるために使用され歯の一部に白いプラスチックの樹脂を充填するものです。被せ物は、歯の大部分が失われた場合や、虫歯が大きく神経の治療をした場合に歯の残っている部分を覆うようにして保護することで見た目と機能を回復させるものになります。
被せ物や詰め物をする上で1番重要なことは、まず土台をしっかり整えることです。土台がしっかりしていなければ適合の良い綺麗な被せ物を作ることができません。
歯の土台作りは家を建てる際の基礎工事に例えられます。お口の中で言う土台とは歯を支えている骨や歯茎、周りの歯周組織のことを指します。
綺麗な被せ物を装着し長く使い続けるために、土台の治療はそれほど大事と言うことです。
詰め物や被せ物を長持ちさせるためには精度の高い被せ物を入れる必要がありますが、精度が高い被せ物をいれるためには実は歯茎の健康状態が非常に大切になります。
歯科医院に虫歯を治しに来院したのに『歯周病があるので、まずは歯茎の治療をしましょう』といわれて、なぜ?早く虫歯を治したいのに…と感じたことがある方は多いと思います。
歯周病を放置したまま被せ物をしても、歯茎の腫れや出血によって型取りの精度が下がり、歯にフィットしないことがあります。歯にフィットしない被せ物は隙間から細菌がはいりこんでしまい、歯周病をさらに悪化させる可能性や再び虫歯になってしまう可能性が高いです。
例えるならグラグラの土台の上に家を建てるようなイメージです。いくら立派な家を建てても土台が安定していなければすぐに傾いてしまいますよね。それと同様で、歯周病で弱くなった歯に詰め物や被せ物をしても長持ちしない可能性があります。長持ちしないばかりか将来歯を失うことにもつながりかねません。
そのため当院では虫歯治療を進めていく前に、必ず歯周病の検査を行い必要な治療を行っていきます。
(歯周病治療の流れについてはhttps://duranta.co.jp/column/care_athome_inaclinic/こちらで詳しく説明しています)
そして歯周病治療を行い、歯茎の炎症が落ち着いたことを確認して治療に入っていきます。
歯周病治療を行い、その上で詰め物や被せ物をすることでしっかりと固定され長持ちするようになります。
また2次的な虫歯のリスクも減らすことができ、被せ物を長持ちさせることで再治療の回数も減ります。
冒頭でお話ししたように、虫歯が大きい場合や歯の神経をとらないといけなくなった場合プラスチックの樹脂だけで治すことが難しい為、被せ物になります。
そして、その虫歯治療でも基礎工事が大切になります。
虫歯治療の基礎工事とは、被せ物を支えるための土台を作っていくことです。専門用語では「コア」と呼びます。特に大きな虫歯では土台がしっかりしていないとすぐに被せ物が取れてしまったりかけてしまったりすることがあります。
大きな虫歯で神経を取らないといけなくなってしまった場合、歯の欠損部分が非常に多くなります。
そこでそのまま型取りをすることはできないので、被せ物をしっかりと支えられるように樹脂で土台を作っていきます。
そして土台の形を整えてから型取りをしていきます。
(被せ物の材質はこちらで詳しく説明していますhttps://duranta.co.jp/column/prosthetictreatment/)
型取りの方法も2種類あり、アルジネートとよばれる粘土のような材料で型を取る方法とプライムスキャンという機械で歯の形をスキャンする方法があります。
型取りを終えたら、スキャンしたデータはそのまま技工所に送る形になりますが、アルジネートでとった型には石膏をながして石膏模型を作成してから技工所へ送ります。
石膏でできた模型をもとにして被せ物を作っていきます。
この作業は歯科技工士さんの仕事になります。
このような流れがあるので、型取りをしてから被せ物が出来上がるまでには約2週間ほどかかります。
2週間後に、被せ物をいれて噛み合わせを調整していきます。
今回は被せ物が入るまでの流れや、被せ物を入れるために大切なことをお話ししました。
早く虫歯を治したい!と思われる方が多いと思いますが、、
被せ物をできるだけ長く使えるようにするためにはお口の中の基礎工事(歯周病治療)がとても大切になります☝🏻
デュランタデンタルクリニックでは歯科衛生士が担当制で患者様一人一人のお口の中をしっかり観察して診ていきます☺️
お口の中で気になること、疑問に思うことがあれがお気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科
院長坂本 果歩
地元の大分県の大分県立大分上野ヶ丘高等学校卒業後、
愛知学院大学歯学部歯学科に進学、卒業しました。
その後、愛知学院大学附属病院での研修を経て、愛知県内の地域密着型の医院、都心型の医院で勤務することによりたくさんの治療のスキルを学びました。
歯周病治療に力をいれた、再治療の少ない治療を目指して口腔外科、インプラント、矯正などの幅広い診療も行っています。
学歴・経歴
2016年 愛知学院大学歯学部歯学科 卒業
2017年-2018年 愛知学院大学附属病院 勤務
2018年-2023年 愛知県内 歯科医院 勤務
2021年-2022年 藤田医科大学 口腔外科 研究生
2022年 名古屋市 歯科医院 分院長
2023年 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科開業
現在に至る
所属団体
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
愛知インプラントインスティチュート
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
愛知県歯科医師会