
歯を失ったまま放置はNG!10個の悪影響を知って治療をする重要性を知ろう
Column
コラムあけましておめでとうございます🌅
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科の歯科衛生士の井尾です!今年もよろしくお願い致します🙇♀️
年末にデュランタデンタルクリニックの忘年会を行いました🤩スタッフ希望で院長おすすめのもつ鍋を食べに連れてってもらいました😊❤️
もつがぷりっぷりでスタッフ全員最後の〆のラーメンまでお腹いっぱいしっかり平らげました!笑
珍しくキャベツとニラは細かく切ってあってくったくたな野菜もめちゃくちゃ美味しかったです😋❤️
そしてクリスマスにも院長🎅がケーキを用意して下さってました🤩🎄濃厚チーズケーキでペロリでした😋
さて今日は抜歯後についてお話ししますね!
みなさんは、親知らず以外に歯を抜いたことはありますか?
歯を失った場合、そのスペースをそのまま放置してしまうといろいろなトラブルが起きてきます。
今日は放置しておくことの悪影響についてお話しさせてもらいます。
歯を失う二大原因は虫歯と歯周病です。
一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、比較的若いうちは虫歯で失われる場合が多いのですが、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。抜歯に至るリスクの高い歯は、未処置の虫歯・被せ物されている歯・神経を取った歯・歯周病が進行している歯などです。
2018年に全国2,345の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査結果(円グラフは全年齢、棒グラフは年齢階級別)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teethから引用
最も多かったのが「歯周病」ですが、3番目の「破折」の多くは、外傷など物理的に非日常的な大きな力が作用したものではなく、虫歯によって神経をとった歯が破折しているものと考えられ、原因は「虫歯」由来とみなすことができます。よって「虫歯」が47%となり、抜歯の最大原因となります。
噛み合う歯がある場合抜いてそのままにしておくと歯がない空いたスペースに向かって伸びてきてしまいます。
これは反対の歯の長さが長くなるのではなく、骨の中に埋まっていた部分が出てくることになります。
抜いた歯のスペースを埋めようと両隣の歯が空いたスペースに倒れてきます。そのまま長期放置していると奥歯まで傾いてしまうため、正しい位置に戻すためには矯正治療が必要になります。
〜❶・❷によっておこる悪影響〜
①噛み合わせが崩壊
上の歯に対して、下の歯が理想的な位置にあり、下の歯がスムーズに動ける状態が理想の噛み合わせです。この時の上下の理想的な位置関係とは上の歯1本に対して、下の歯2本で噛み合う状態です。
しかし歯が移動することによって噛み合わせが狂います。
②歯と歯の隙間が広がり、食べ物が詰まりやすくなる
倒れ方が大きいと歯ブラシや歯間ブラシでは上手に歯磨きができなくなります。
→虫歯・歯周病のリスクが上がります。
奥歯は、顎や噛み合わせを支える重要な柱です。その奥歯がなくなると噛み合わせが深くなるため、前歯が強く噛み合うようになり徐々に前にでてきてしまいます。
歯がない部分から息が漏れ、発音が不明瞭になってしまう場合があります。特にサ行やラ行ほ音が聞き取りにくくなるでしょう。
奥歯は噛む力の多くを担っています。そのため奥歯が1本欠けることで、何と噛む力が30〜40%ほど低下してしまうのです。しっかりとものを噛めないままで飲み込むことになり、胃腸に多くの負担をかけます。
奥歯を失うと、頬のラインや顎のラインが内側によります。これを矯正のために行うのであれば良いのですか、抜いた歯を放置していると、頬がこけて見えたり、顎がたるんで見えたりします。また、前歯の場合は口元にシワが寄りやすくなります。
実際の年齢の割に高齢に見えてしまうこともあるでしょう。
また歯がある方ばかりで噛む癖がつき、筋肉のつき方も変わるためバランスが悪くなります。
奥歯は、顎や関節の位置を決めるためにも必要なものです。奥歯がなくなると噛み合わせが変化し、噛み合わせが変化することで顎もずれ、その結果、頭蓋骨の位置にまで影響を及ぼすこともあります。
頭は体の中で最も重い箇所です。頭蓋骨の位置にズレが生じると体のバランスが崩れるだけでなく、重い頭を支えるために筋肉が緊張し、肩こりや背中痛などのトラブルも発生します。また、徐々に姿勢も悪くなっていくでしょう。
奥歯が少なく、入れ歯を使用していないと入れ歯を使用している人と比べ約1.9倍認知症になりやすいといわれています。
奥歯があり、よく噛む動作は脳へ刺激や血液が滞るようになるため、認知症の予防につながると考えられています。
人間は瞬発的に力を入れる際に奥歯を食いしばることで体幹を固定します。重いものを持ち上げるためにぐっ食いしばって力を入れて持ち上げますよね。
そのため、奥歯がなくて食いしばれないと体のバランスが崩れ、瞬発力を失ったりうまく力を出せなくなったりします。
他の残った歯に過度な負担がかかり歯が割れてしまうことがあります。その割れた歯も抜いて放置してしまうと順番に力のかかってる歯から破折していくリスクげあります。
このように歯を失い、抜歯後に放置をすることで様々なデメリットがあります。
また、歯がなくなった後すぐに治療を行えば可能だった治療法も、長期間放置してしまうことで出来なくなることやリスクが新たにでてきます。
長期間放置し、歯が移動した場合でも矯正治療を行うことで問題は解決できます。しかし、早めに治療しておけば可能だったはずが、無駄な治療期間や費用がかかるということです。体や歯への負担を考えると歯の移動や顔や体の変化が起こる前に治療を行うようにしていただくことが一番です☺️☝️
この記事の監修者
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科
院長坂本 果歩
地元の大分県の大分県立大分上野ヶ丘高等学校卒業後、
愛知学院大学歯学部歯学科に進学、卒業しました。
その後、愛知学院大学附属病院での研修を経て、愛知県内の地域密着型の医院、都心型の医院で勤務することによりたくさんの治療のスキルを学びました。
歯周病治療に力をいれた、再治療の少ない治療を目指して口腔外科、インプラント、矯正などの幅広い診療も行っています。
学歴・経歴
2016年 愛知学院大学歯学部歯学科 卒業
2017年-2018年 愛知学院大学附属病院 勤務
2018年-2023年 愛知県内 歯科医院 勤務
2021年-2022年 藤田医科大学 口腔外科 研究生
2022年 名古屋市 歯科医院 分院長
2023年 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科開業
現在に至る
所属団体
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
愛知インプラントインスティチュート
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
愛知県歯科医師会