
変色した神経のない歯の色が気になるあなたへ、諦めずに体験してみて!歯の中から白くするホワイトニング【ウォーキングブリーチ】を紹介!
Column
コラムこんにちは、デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科の歯科衛生士の井尾です!
4月に入りようやく暖かくなってきましたね☺️
桜も見頃でいっきに春ですね🌸
小さい頃に転んで前歯をぶつけてしまって歯の色が変わってきてしまった、、、。
そんな方もいるのではないでしょうか?
芸人さんであるハリセンボンのはるかさんも以前は一本だけ前歯が黒いのをネタにされていました。
(現在はホワイトニングではありませんが、ブリッジのセラミック治療を行なってきれいになってますね🥰)
虫歯以外にも前歯の神経は転んで打ってなど過度な力が加わることでも神経が死んでしまって変色することがあります。
今回はそんな歯を白くするホワイトニングについてお話ししていきます!
虫歯や事故などなんらかの理由で神経を抜いた歯(あるいは自然に神経が死んでしまった歯)は、時間がたつと明度が下がり茶色〜黒色に変色してきます。
健康は歯の中には神経と、細かい血管が走っています。血管が循環していることで歯に栄養が運ばれたり、古い物質を代謝することができます。神経を抜くということは、同時に中の血管も抜くことになるので、代謝の働きがほぼなくなります。そうなると血液成分や組織の変性物が代謝されず、古いコラーゲン様物質が歯の象牙細管(歯の象牙質にもともと通ってる細い管)に沈着していきます。
古いコラーゲン様物質がたまっていくと、歯は時間とともに褐色〜黒色に変色していきます。中から黒くなってしまった歯は、外からホワイトニングしても白くなることはありません。
神経を取った歯のホワイトニングとはウォーキングブリーチといいます。神経を取った歯の中に直接ホワイトニング剤を入れる方法で、1963年から行われています。
歯科医院のチェアーに座ってホワイトニングしてもらうのではなく、患者さんに帰宅してもらいホワイトニング剤を中に入れて歩きながら(ウォーキング)歯を白くするためこの名前になったそうです。
歯の内部に直接ホワイトニング剤を注入して色素を分解し、少しずつ歯を白くしていきます。効果は瞬時には現れず、数日間かけて徐々に白くなります。通常のホワイトニングと同様にウォーキングブリーチも永久的なものではありません。時間が経過すると元の変色に戻る可能性があるため、必要に応じて繰り返し治療を行うことが推奨されています。
この方法の最大のメリットは、歯の削る量が少ないため元の形を保ちながら白くできる点です。多くの方は一度で他の歯と同じ色味になることがほとんどですが、色の変化の仕方によっては薬を交換して2.3回繰り返すこともあります。
こちらがウォーキングブリーチの症例になります。明らかに色が違うのが分かりますよね。この方は一度でこのように天然の歯と変わらないくらいまでになりました。
※神経があった歯をぶつけたなど外傷が原因による変色は、死んでしまった神経の除去など根っこの中の治療(根管治療)を行う必要があります。過去にこの治療を行っていて特に問題ない場合は省略できます。
稀ではありますが、ウォーキングブリーチ中に痛みを感じることがあります。それは、歯の中に注入した薬剤から発生するガスにより、歯の内圧が高まり歯の根っこの周りや骨に圧力がかかり刺激をするからです。
いかがでしたか?
神経のない歯でも白くすることができるホワイトニングがあることがお分かりいただけましたでしょうか。
神経のない歯の変色に悩んでいる方は、お近くの歯医者さんに相談し、ぜひ一度検討されてみてはいかがでしょうか。(ウォーキングブリーチを行っていない歯科医院もありますので事前に確認することをおすすめします)
歯の神経が死んでしまうと、痛みや変色が生じることがあります。虫歯や外傷、歯周病、過去に受けた治療などが原因です。放置してしまうと変色や感染が進んだり、歯が折れてしまうこともあります。
虫歯で神経が死んでしまって変色していた場合、虫歯の範囲によっては被せ物やラミネートベニアをした方が綺麗な場合もあります。当院では患者様のご希望に合わせて様々な治療を提案しております。お気軽にご相談くださいね☺️
この記事の監修者
デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科
院長坂本 果歩
地元の大分県の大分県立大分上野ヶ丘高等学校卒業後、
愛知学院大学歯学部歯学科に進学、卒業しました。
その後、愛知学院大学附属病院での研修を経て、愛知県内の地域密着型の医院、都心型の医院で勤務することによりたくさんの治療のスキルを学びました。
歯周病治療に力をいれた、再治療の少ない治療を目指して口腔外科、インプラント、矯正などの幅広い診療も行っています。
学歴・経歴
2016年 愛知学院大学歯学部歯学科 卒業
2017年-2018年 愛知学院大学附属病院 勤務
2018年-2023年 愛知県内 歯科医院 勤務
2021年-2022年 藤田医科大学 口腔外科 研究生
2022年 名古屋市 歯科医院 分院長
2023年 デュランタデンタルクリニック栄歯科・矯正歯科開業
現在に至る
所属団体
日本臨床歯周病学会
日本口腔インプラント学会
愛知インプラントインスティチュート
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
愛知県歯科医師会
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